最近NYの話ばかりなので、少しLAの話をしたいと思います。
私が始めて写真を撮り始めたのが中学2年生か3年生ぐらいの時でした。
父がカメラを新調し、それまで使っていたペンタックスの一眼レフが私のものになりました。
当時はLAに住んでいたので、庭の落ち葉を撮ったり、近所の公園で夕日を撮りに行ったりして「自分のカメラ」に夢中になっていた時期でした。といっても中学生の行動範囲は限られていました。
それから10年後、私はカメラを片手にロサンゼルスのダウンタウンをウロウロしていました。
居候先の姉とケンカをして、なんの当てもなくタクシーを呼んで家を飛び出し、ダウンタウンの安ホテルに向かったのです。
そして特にやることもなかったので、それから数日間ホテル周辺の街を撮ることにしました。
ビジネス街からスキッドロウ周辺までダウンタウンを撮り歩いる姿を、10年前は想像すらできなかったと思います。